T.カタログ
1.総合カタログ
(1)1966年頃?のカタログ
現時点までに見かけた中では、最古のカタログ(*)。SRA-7Sが掲載され、SA-228など旧タイプのアームが掲載されていることから1966年春から1967年頃のものと思われる。冊子風で合計8ページと、1970年代のものよりページが多い。
*ほぼ同時期のカタログを「Susumuの情報」様が公開しています。SA-228が載っていないので上記のものより後のものだと推定されます。管理人様の許可を得て、掲載ページヘリンクを設定しました。カタログと共に掲示されている技術資料には、後にFONTEK RESEARCHを興す丹羽氏が、社員として参加しています。
(2)1971年10月版カタログ
現時点までに管理人が所有する中では最古のカタログ。表紙を含めても4ページしかない。短命だった初代のSR-Xが掲載されている。
(3)1973年10月版カタログ
71年10月版と同様に4ページ。SR-Xがmk2に、POD-XがXEに変更されただけである。製品の値段に誤植があり、手書きで修正している。
(4)1974年11月版カタログ
やはり4ページしかない。SRD-5がSRD-6に変更にされただけである。広告のページを見ればわかるように、このころは新製品が少なかった。
(5)1976年3月版カタログ
デザインは従来どおりのA4横だが、一部のロゴの色と、「STAX」の書体が変わった。1975年の新製品ラッシュで全6ページとなった。
(6)1977年9月版カタログ
76年3月版と同様に全6ページだが、パワーアンプなど新製品で、空欄だった場所が埋まった。
(7)1978年9月版カタログ
ロゴとその配置が変わった。SR-Σ(シグマ)の登場などで全8ページ。
(8)1979年10月版カタログ
ベーズカラーが黒に変わった。全10ページ。アナログディスク爛熟期のカタログ。本格的なプリアンプCAシリーズが登場している。
(9)1981年8月版カタログ
現時点ではいつ変わったのかわからないが、1980年代以降はほぼ正方形のスタイルになり、「株式会社」時代の最後まで続いた。ページ数も増え、全12ページ。この時点で本社はまだ東京都豊島区雑司ヶ谷である。
(10)1982年10月版カタログ
全12ページ。この時点で本社は埼玉県三芳に移っている。ラウドスピーカーに同社としては廉価なELS-Fシリーズが登場している。
(11)1984年3月版カタログ
興味深いのは、この時点で現行のバイアス電圧(580V)の製品は存在するが、まだカタログに掲載されていないことである。(*)全12ページ。
*その後、泣Xタックス様から1986年2月版カタログより、現行のバイアス電圧(580V)の製品が掲載されたことを、教わりました。
(12)1987年10月版カタログ
ロゴの色が入れ替えられた。カートリッジが受注生産になっており、アナログ関連機器の衰退が目立ち始めた時期である。全12ページ。
(13)1988年12月版カタログ
創立50周年の年のカタログ。まだこの時点ではノーマル・バイアス/プロ・バイアス機が両方ある機種では、先輩格のノーマル・バイアス機が先に表示されている。全12ページ。
(14)1990年10月版カタログ
イヤスピーカー発売30周年の年のカタログ。1971年発売のSR-Xの系統が姿を消している。またΣProfessionalやΛSignatureなどは膜厚1ミクロンと同社史上一番薄膜な時代である。超弩級のパワーアンプや、管球式のDAコンバーターなども掲載されている。一方でアナログ関連機器では、カートリッジが姿を消し、記載スペースも縮小された。全12ページ。
(15)1992年12月版カタログ
ベースカラーがグリーンに変更。このカタログでは、ノーマル・バイアスのヘッドフォンが消えている。また1983年に強力に推した小型コンデンサースピーカーESTA4U関連の製品も消えた。またラウドスピーカーがすべて受注生産に切り替わった。全12ページ。
(16)1994年10月版カタログ
全14ページと、手持ちのカタログでは最大のページ数だが、セット商品中心が進み、「受注生産」の範囲はさらに広がってパワーアンプも含まれた。
(18)1997年7月版カタログ
現在の泣Xタックスのカタログ。デザインはがらりと変わって、製品画像が全面にでている。若干のアクセサリーは残っているが、完全にヘッドホン専業となったことが明確となっている。まだこの時点では、製品はすべて株式会社時代からの継続製品である。全8ページ。
(19)1999年6月版カタログ
版形は違うが旧来のカタログのデザインに戻った。主要製品も有限会社時代のものになった。しかしもはや、カートリッジもラウドスピーカーもなく、「eiectrostatic
audio
products」のロゴが寂しげである。SR-001系やSR-007は別立てなのか、掲載されていない。このあとはSR-007の固定極を思わせるデザインが数年続いたと記憶している。全6ページ。
(番外/海外版カタログ)
1979年12月英語版カタログ
版形は同時期の国内版カタログを思わせる長方形。同時期の国内版カタログと比べると、イヤ・スピーカー関連では、差はないようだ。プリアンプに国内未発売の機種(CA-Z)がある。全12ページ。
1979年12月英語版 (「蒼乃雑記」蒼乃さんの提供)
1987年3月英語版カタログ
版形は1970年代の国内版カタログを思わせる長方形。同時期の国内版カタログと比べると、イヤ・スピーカー関連には、商品構成が異なり、国内未発売の機種もある。イヤ・スピーカー関連以外は差はないようだ。全12ページ。
1987年3月英語版 (「蒼乃雑記」蒼乃さんの提供)
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